周囲からの「子供のために」に離婚を迷う

私が離婚を決意した時、木更津市の注文住宅に住んでいて子供は小学1年生でした。いたってごく普通の家族だった私達。離婚の原因は一般的な「価値観の違い」がきっかけで起きた揉め事でした。離婚すると周囲の人に告げた時、驚きの声と、ひとまず思いとどまってはどうか、という声が聞かれました。

その理由で最も大きかったのが「子供の事」。まず、小学校1年生になったばかりの子供の事を心配する声が上がりました。一人でどうやって生計を立てて育てていくのか、父親が居なくなったら可哀想ではないか、まだ小さいのだから、何とか我慢して過ごすことはできないのか、など。

実際、私自身もそれらの声と同じ事を悩みました。シングルマザーで子供を育てていけるかも分からなかったし、自分さえ我慢すれば、表面上は普通の家族として丸く収まるのではないかと思ったり。何より、子供を父親から引き離す事に抵抗がありました。

結局、悩みながらも離婚して離婚手続きを進めて今に至るわけですが、今となってはそういった周囲からの声や、自分自身で悩んだ事が役に立っていると感じています。

離婚前に周囲から言われたことで、これから直面する問題について考える機会ができたし、相当な覚悟を持って離婚に臨むことができたからです。

離婚を決意して周囲から「子供のために」と周囲から反対されたら、思い切り悩めばいいと思います。しかし、決めるのは最終的に自分ですし、子供の事を一番考えてあげられるのは、親だと思います。
その事さえ頭に入れておけば、離婚してもうまくやっていけると思います。